ラーメンレビュー(ワンタン麺) 伝統雲呑面(広州)
美味しさ :★★★★
値段 :★★★★
清潔感 :★★★
サービス :★★★
総合評価 :★★★★
今回は広州地下鉄8号線の鷺江駅から徒歩10分に位置する、传统云吞面Chuan2Tong3Yun2Tun1Mian4をレビューします。鷺江駅は広州のシンボルとも言える川・珠江の南側に位置する町で、広州のもう一つのシンボル・広州タワーに比較的近い場所に位置します。広州は珠江の北側に広州駅などの昔から栄えた地区があり、南側はどちらかといえば新しく開発された地区になります。それでは駅を降りて店に向かいたいと思います。
駅から少し歩き、店に辿り着きました。こじんまりとした雰囲気のある店ですねー。看板は一番上にデカデカと「面」!(笑)更にその下には、これも大きな文字で「传统云吞面」と店名が書いてあります。この店名は日本語で言えば「伝統ワンタン麺」と、名前からしていきなり大きく出ています。大きな文字の「面」!と相まって、自分の店の料理に対する揺るぎない自信と情熱を感じる看板ですね。さあ、果たしてこの立派な看板にふさわしい料理が本当に出されるどうか、確かめに行きましょう!
店に入りメニューを確認します。まず、最上部に営業時間が書いてあるのはちょっと珍しいですね。朝7時から夜12時までやっている様です。朝食から飲んだ後のシメまで幅広い使い方が出来る使い勝手の良い店なんですね。さて、私はいつもの鲜虾蟹仔云吞面(小)12元を注文します。
席を探しますが… 結構お客さんで一杯です。今日は休日なのでのんびり家を出て来たため、既に午後2時半なのですがこの入りの多さ、人気店である事は間違いないです!「混んでいる店に不味い店なし」がモットーの私は期待が広がります。今日はゆったり座れそうな店頭にあるオープンエア席に座りましょう。
それでは席につきます。(ここは店頭のオープンエア席(笑)のため前方に隣の八百屋さんが写ってしまってます。西瓜が美味しそうです!)まずは調味料チェックをしましょう。左から、醤油・酢・胡椒・ラー油です。オーソドックスなラインナップですが、あれあれ?大事な大根漬物がありませんね…
と思ったら隣のテーブルにはありました!既に使い終わっている様子だったので「持っていって良いですか?」と聞いて持って来ました。大根漬物はこんな感じです。
ラー油はこんな感じ。
5分ほどでラーメンが出て来ました。ワンタンが麺の下に隠れる王道タイプ。それにしても何度見ても飽きませんねぇ、この小さな器に黄金色のスープ、極細面の組み合わせ。好きです。
早速いただきます!スープは見た目通りあっさり系ですが後味にコクを感じます。熱々なのもやる気充分ですね。麺は極細でやや縮れがついてます。腰が強いタイプですが喉越しはしなやかですね。うん、美味しいです!麺とスープの相性も抜群です。
海老ワンタンは4つ入っていました。ご覧の通りレンゲいっぱいの大ぶりワンタンです!
中にはプリプリ海老が一杯で、肉の旨味と相まり、ワンタンもとても美味しいです。12元という価格なのにクオリティ高いですねー!
夢中で食べていたのでもう残り少ないですが(笑)、ラー油で味変します。唐辛子の効いた辛さがスープに広がり心地いい… んん!少し入れすぎたかな(笑)?
さあ、こんな時の強い味方!大根漬物の登場です。口直し兼ねてレンゲいっぱいに頂きます(笑)!この酸味と甘味が口直しにぴったりなんですよね。
この後大根の助けも得ながら一気に完食です。ご馳走様でした!
総評 :オーソドックスながら随所にこだわりとキレを感じる味わいで、大きく書かれた「面」の看板に偽り無しの実力店に巡り会えました。スッキリしてコクがあるスープや、コシがありしなやかな喉越しの麺というのが、この店のこだわりを表していると感じました。営業時間が夜12時までというのも顧客目線を感じ好印象です。今回は文句無しの星4つ★★★★でお願いします。
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