ラーメンレビュー(ワンタン麺) 満庭面家(広州)
美味しさ :★★★★
値段 :★★★★
清潔感 :★★★★
サービス :★★★☆
総合評価 :★★★★
こんにちは。
南国と言われる広州も朝晩は暑さが和らぎ、少しずつ秋に近づきある今日この頃です。
今回はこのブログのメインテーマでもあるワンタン麺を、久しぶりにレビューします。
今回訪問したのはこのブログ常連の地下鉄1号線長寿路駅から徒歩約10分に位置する「满庭面家」と言う店です。それでは行ってみます。
店の外観はこんな感じです。こじんまりとした店ですが、黄色い看板が印象的ですね。通常見かけるこの手の店に比べて、小綺麗なところが好印象です。それでは入ります。
店に入り左側のレジでメニューをチェックします。毎回、まずは一番右上のメニューに注目しますが、この店は「金牌猪手面」が真っ先に書かれています。「金牌猪手面」とは、金牌=金メダルなどの意味なので、この店の看板メニューである事を指します。猪手Zhu1Shou3とは豚の手、すなわち豚の前足の事です。ちなみに豚の後ろ足は猪脚Zhu1Jiao3と言います。4本とも足だと考える日本語と前足は手だと考える中国語、この差も興味深いものがあります。
・・・話が少しそれましたが、だいぶ広東ローカルフードに慣れて来たとは言え、豚の前足はまだチャレンジングな領域です。ここは2番目に書いてあるこのブログ定番の「招牌鲜虾蟹子云吞面」(海老蟹子ワンタン麺)小12元を注文します。ここでいう招牌Zhao1Pai2も看板メニューという意味ですが、おそらく金牌は看板メニューの中でも最もおすすめとの位置づけなのだと思います。
注文を済ませ、店の奥の方に一つだけ空いていた席に陣取ります。ご覧の様に店は7分程度の入りです。なかなかの人気店ですね。
さて、調味料をチェックします。一番左の赤いのは爪楊枝、手前がラー油、後方左から酢、胡椒、醤油、チリソースです。ラー油の他にチリソースが置いてある店を結構見かけるのですが、皆さんどう使い分けているのでしょうね?私はラー油派なので基本ラー油しか使用しませんが。
ラー油はこんな感じです。もうどろっどろですね!大変期待できます(笑)
よく見ると調味料に並べて酒を飲みながら食べているおじさんも。なかなか良い雰囲気出てます!
5分ほどでラーメンが出てきました。少し濁りのある淡麗スープに、広州伝統の竹升面が顔を覗かせています。また、ワンタンが麺の下に隠れている「能ある鷹は爪を隠す」タイプのワンタン麺です。麺、スープ、ワンタン(を入れる位置)共に好みのタイプで、これは期待できそうです。
麺を頂きます。
竹升面伝統の少し縮れた極細ストレート麺で、期待通りです。コシもあり喉越しも滑らか、とても美味しい麺です!
また、スープは少し濁りのある見た目通り、あっさりしていながらコクのあるスープ。とてもバランスの良い組み合わせです。
麺を食べ進むとワンタンが顔を出して来ました。これは大ぶりのワンタンですね!個数は3つでしたが12元という価格を考えれば上出来でしょう。海老と蟹子の赤い色に心踊ります!
ワンタンを頂きます。豚肉と一緒に海老がプリッと入っており、味、食感共に相当レベルが高いワンタンです。いやー、このラーメンは美味しいです。
半分ほど食べ進んだところで先程のどろっどろラー油を入れてみます。おおっ!人さじ入れただけで結構良い色がついてきました。これは心してかからなければなりませんね(笑)。
ラー油の刺激も相まって、あっさりコクうまスープがさらに美味しくなりました。極細竹升面は一気に胃袋に収まり、最後に一つ取っておいた大ぶりワンタンを頂きます。大満足の一杯でした。
ご馳走様でした!
今回は久しぶりにワンタン麺のレビューをお送りしました。中国には10大ラーメンをはじめ、様々な種類のラーメンがありますが、やはりこの広東省のワンタン麺はその中でもお勧めできるラーメンだと思います。コシのある極細麺、あっさり淡麗スープ、大振りなワンタンなど、日本人の味覚にもぴったり合う一品だと思います。広州にはそのワンタン麺の店が沢山あり、大変幸せな環境にいるのだと再認識しました。
今回の満庭面家はそんな広州の中でも面、スープ、ワンタンのいずれも水準が高くバランスの良いワンタン麺を作る店だと思いました。値段が安いのも魅力ですね。
従いまして、今回は星4つ★★★★でお願いします。最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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