ラーメンレビュー(ワンタン麺) 漢記面館(広州)
美味しさ :★★★
値段 :★★★★★
清潔感 :★★★
サービス :★★★☆
総合評価 :★★★
今回は広州地下鉄2号線の海珠広場駅から徒歩10分に位置する汉记面馆Han4Ji4Mian4Guan3をレビューします。海珠広場の海珠Hai3Zhu1とはこのショッピングセンターが所在する区の名前です。今回調べてみてびっくり。海珠区だけで約170万人も人口がいるんですね!とても大きな区なわけですが、広州市の中ではそれでも4位で、1位は広州国際空港がある白雲区で約271万人とのこと。1位の白雲区は日本の都市ランキング第2位の大阪市(約274万人)とほぼ同じ!4位の海珠区でも日本の都市ランキング4位の札幌市(約200万人)と5位の福岡市(約159万人)の間に位置する事がわかり、改めて中国の大きさを強く認識しました。ちなみに、日本の区で最も人口が多いのは東京都世田谷区で約94万人との事でした。世田谷区も政令指定都市並みの人口というのは凄い驚きでしたが、中国はやはりスケールが違いますねぇ。。
地下鉄の出口から出るとすぐに広州市街を東西に流れる、広州のシンボル的存在の珠江Zhu1Jiang1という大きな川が見えます。その川に架かる海珠桥Hai1Zhu1Qiao2という橋を歩いて渡ると間もなく店に到着しました。なかなか庶民的な店ですね。
云吞面(小)11元を注文し店内に入ります。値段が庶民的、非常に魅力です。
飾り気などは余り無いこじんまりとした質素な店内ですね。
店内から入口方向を見ます。店の外側の歩道上にも卓が設置されており、オープンエアでの食事も楽しめます(笑)。私も狙いましたが人気の席らしく満席で止むを得ず店内に入りました。今回は朝食だったので朝8時台でしたが、ご覧の通り結構お客さんがいました。この種のお店は朝食需要も多く、朝7時から営業、ってところは結構多いです。この店もそういった典型的なお店です。私はわざわざ地下鉄に乗って来ましたが、近所の人々が台所代わりに「ちょっと飯食いに行くか」というノリで気軽に使える店なんだと思います。
ラーメンを待つ間調味料をチェックします。左側から、醤油、酢、ラー油ですね。ここも至ってシンプルです!
ラー油はこんな感じ。自家製で唐辛子もたっぷり入っており、美味しそうです。
3分程度でラーメンが到着です。ほんのり白濁したスープに、ワンタンは隠れており、非常にオーソドックスなスタイルです。まずスープを頂くと、うん、あっさりとした淡麗系です。熱々で五臓六腑に染み渡る朝食にぴったりのスープですね。
麺に進みます。僅かに縮れも見られますが、ストレートタイプの細麺です。ここもザ・オーソドックス!口に入れると小麦粉の味が広がります。コシは程々で優しく入ってくる麺です。
さあ、もう一人の主役ワンタンの登場です。今回小を頼みましたがワンタンはたっぷり4個入っています。
ワンタンの中には肉。フツーですねぇ(笑)。子供の頃たまに食べたワンタンの味を思い出しました。郷愁を誘うワンタンです。
このワンタン麺は全てが非常に優しい味で、今日の様な朝食にはピッタリの存在だと思います。ただ、もう少し刺激が欲しくなって来たので今回は早めにラー油を投入します!
さあ、優しいスープが紅く染まり主張を始めました(笑)。飲んでみると、うんうん、期待通り舌を刺激してくれる魅力的な味に変貌を遂げました。ラー油投入に食欲も刺激され、この後一気に完食!ごちそうさまでした。
総評 :今回は近所の人気店で、スタンダードの真ん中を行く、庶民的なワンタン麺を堪能しました。麺もスープもワンタンも、前に出しゃばる事はなく、優しく人々の胃を満たしてくれる、そんな料理を目指しているのかな、と感じさせる味でした。値段も良心的で、近所にあれば週3くらいで通ってみたい、そんな普段使いにぴったりの店だと思います。
総合評価もザ・スタンダード、星3つ★★★でお願いします。
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