並んだり振り返ったり

中国・広州からラーメン、グルメレビューや一人暮らし料理のレシピなどの発信。

ラーメンレビュー(客家式まぜそば) 陳記三及第 棠石路385分店(広州)

美味しさ :★★★★☆

値段 :★★★★★

清潔感 :★★★

サービス :★★★

総合評価 :★★★★

 

 今回は広東省梅州市のご当地ラーメンである「腌面Yan1Mian2」をレビューしたいと思います。梅州市とは広東省の北東部の町で、福建省江西省に隣接する場所に位置しています。梅州は客家と呼ばれる人々の町で、ここの客家語が最も標準的な客家語とも言われています。

 客家とは、少数民族の一つと間違われる事が多いですが、少数民族ではありません。

 漢代末期に三国時代を魏が制した後、魏の重臣司馬炎禅譲を受け建国した晋(西晋)が北方遊牧民匈奴に滅ぼされた時などに、首都の洛陽などから南方に避難した人々の末裔とされ、基本的に漢民族で、広東省江西省広西チワン族自治区、台湾などに多く住まれています。また、孫文、鄧小平、李登輝蔡英文などの有名な政治家を輩出しており、とても優秀な血筋の様ですね。

 客家の話はこれ位にして、「陳記三及第」に行ってみましょう。「陳記三及第」は広州地下鉄21号線の天河公園駅か5号線の員村駅から徒歩10-15分くらいに位置し、やや不便なところにあります。35℃近い灼熱の中やっとの事で近くまでたどり着き店を目指して道を曲がると、

 

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何と見渡す限り警察の白バイが停まっています!これは壮観ですね。何だこりゃ?


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よくよく見ると「交通警察」の文字が… なるほど、納得です。


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近くに目をやると、「24交通违法业务自助办理(交通違法業務自動処理)」の文字が!恐らく反則金がATMで納付出来るのでしょう。日本では確か銀行か郵便局の窓口に行く必要があったと思いますので、この面でも中国は進んでいますねぇ。警察も利用者もこの方が便利ではあると思うんですが、日本では何かネックがあって実行出来ないのでしょうか?


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お店に到着です。ちなみに陳記三及第の陳記とは「陳さん印の」という意味、「三及第」とは客家の定番スープの名称です。また、看板に「棠石路385分店」と記載があるのでどうやらチェーン店の様です。ともかくお店に入ってみます。


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メニューを確認します。店名にもある三及第も試してみたく、「三及第汤San1Ji2Di4Tang1+腌面Yan1Mian4」のセット19元を注文します。スープもついて19元(約290円)とはお買い得ですね〜。尚、腌面単品で注文すると何と6元(約90円)と激安です。6元=中国で販売しているカップラーメンと同等の値段とは驚きです。…でもそんな値段でどんな麺が出て来るのでしょうか??


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席につき、恒例の調味料チェックです。後方左側から酢、にんにくペースト、醤油、辛味ペーストです。(今回、暑さのあまり店内写真撮影を失念していました。すみません)


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3分ほどでまず三及第湯が到着。肉と何かの葉が入っていますね。肉から出たアクもそのまま入っています(笑)。


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更に5分ほどで腌面が登場。おおっ、ビジュアル的には日本のまぜそばに近く、日本人から見て美味しそうです。上に乗っているのは万能ネギと…後は何でしょうか?


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セット揃い踏みで記念撮影。


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スープを飲んでみます。塩加減はちょうど良く、豚肉の旨味が出ていて美味いです。結構あっさりしていますね。これは豚モツですね。


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中身を探ってみます。これは豚肉。豚バラですかね?他にレバーも入っていました。


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クコの葉だそうです。エグみも無く美味しいです。アク取り無しでしたが美味しいです。私は又次回も頼むと思います。


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麺に移ります。いつも食べている雲呑麺とは異なり、中太麺で少し縮れていますね。

食べると、おおおっ!コシがあって美味しいですね。何か日本で食べるまぜそばやつけ麺の麺に近い歯応え、中国では余りお目にかかれないタイプの麺です。まさかこんなところで会えるとは!!(笑)

また、上に乗っていたのはどうやら揚げたニンニクと豚肉片、の様です(推定)。味付けはシンプルな塩味のようですが、ご覧の通り少し縮れた麺とも良く絡み、実に美味しいです。


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1/3位食べ進んだところで味変を試みます。にんにくペーストはこんな感じ。


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にんにくの香りが更に強まります。にんにく好きにはたまりません。


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更に1/3食べ進み、更なる味変。辛味ペーストはこんな感じ。


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辛さが良いですね。ただ、少し塩味が強くなりました。もう少し早めに入れた方が良かったかもしれないですね。とはいえ、コシのある麺の美味さは衰えず、あっという間に完食です!

 

 中国ではなかなか味わえない中太の縮れ麺が最大の魅力な逸品です。正直、コロナでしばらく帰れていない日本を思い起こしました(笑)。

 また、味付けは塩+にんにく+肉の旨みと非常にシンプルですが、シンプルさがかえって幸いし、麺のコシが口の中を満たしてくれる、そんな料理ですね。

 セットで注文した三及第も豚肉と塩のみの直球勝負、アク取り無し(笑)の素朴さながら、臭みもエグみも無く腌面の良き伴侶、と言った存在です。腌面だけでも美味しいですが、セットもオススメです。

 正直、今回食べるまで腌面の存在は知りませんでした。流石に高級感はありませんが真っ直ぐな美味しさを持ち、これは自信を持ってオススメできるラーメンです。今回をきっかけに腌面Yan1Mian4に関しては今後、他の店も開拓していきたいと思います。

 新たな発見をさせてくれた驚きも踏まえ、今回も星4つ★★★★でお願いします!

 

【総合採点の採点基準】

★★★★★ :強力に推薦。わざわざ訪れてでも食べて見るべき名店。

★★★★  :推薦。近くにいるなら必食です。

★★★   :普通に美味しい。他にも選択肢はあるが一度試す価値はあり。

★★    :今一歩。近くにいても他の選択肢を探すべき。

★     :レビュー掲載を見合わせます(笑)

尚、この採点は私個人の味覚によるもので、あくまで参考として下さい。

このレビューがきっかけとなり、みなさんの好きなラーメン探しの一助となる事が出来れば幸いです。

 

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ラーメンレビュー(ワンタン麺) 慶雲居懐旧竹昇麺(広州)

美味しさ :★★★★

値段 :★★★★

清潔感 :★★★

サービス :★★★★

総合評価 :★★★★

 

今回は広州地下鉄1号線の西門口から徒歩7〜8分に位置する慶雲居懐旧竹昇麺(庆云居怀旧竹升面)をレビューします。

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入口の看板に由緒正しそうな看板が掲げられていました。右から左に書かれている、歴史を感じる看板です。店名にある「懐旧」とは文字通り古くを懐かしむ、と言う意味ですので、伝統的な竹昇麺を楽しめそうです。

 

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鮮蝦蟹子雲呑麺の小14元を注文。ぷりぷりエビとカニの卵のワンタン麺ですね。レジで受けてくれたのは、この手の店のレジ定番のおばあさんでは無く若めの女性です。レジ近くのテーブルには店主らしき男性が座っていましたので、若奥さんでしょうか?


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「お好きなところへ」と案内されます。そこそこ人気店と聞いて来たのですが、12時過ぎで他にお客さんは誰もいません。私は「混んでいる店に不味い店なし」という信念(笑)を持っていますので、「大丈夫なのだろうか」と不安がよぎりつつ席に着きます。

と、注文を取ってくれた若奥さん(?)がレジから厨房へ走ります。何とこの店は若奥さん(?)のワンオペの様です。旦那(?)はのんびり座っているのに、とても不思議な光景でした。
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ともあれ、若奥さん(?)がワンタン麺を作り始めてくれましたので、調味料チェックを開始します。酢、醤油、ラー油、胡椒の4種。前面右端にあるのは爪楊枝ですね。

あれ?定番の大根漬物はこの店はないのでしょうか?


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ラー油はこんな感じ。かなり粘度が高く色が濃いですね。唐辛子だけでは無く色々入っているパターンと思います。


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5分ほどして若奥さん(?)がラーメンを持って来てくれました。広東省の雲呑麺らしい澄んだ醤油味のスープに、わずかに縮れた極細ストレート麺。雲呑が完全に隠れずに麺の下から少し顔を出しているのはご愛嬌ですね。


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と、ラーメンに続いて若奥さんが大根漬物を持って来てくれました。スヌーピー柄の瓶に入った大根は一般的なものよりかなり細かく刻まれています。また、青唐辛子らしきものの輪切りが入っており、個性を主張してくる漬物で、期待出来ますね!


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さあ、麺を持ち上げます。食べて見ると、わずかに縮れているおかげでスープの絡みが良く、スープの旨さを感じることが出来ます。よく計算されているようですね。


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麺の下からワンタンを探り出します。赤い色がエビとカニの美味さを主張し、ついかぶりつきたくなるワンタンですね。


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中はこんな感じ。エビが大量に投入されています。それと、蟹子が口の中で予想以上にぷちぷち存在感を示す仕上がり、このワンタンは美味い!


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そろそろ刺激が欲しくなり、ラー油を投入!色の濃さに怯え、ラー油付きの私もおそるおそる投入します。すると、わずかな量を投入しただけでご覧の通りの色に!本当はこの倍は入れるつもりでしたが、念のためここで投入継続断念(笑)。。

スープをレンゲで少し飲んで見る。あ、、既にかなり辛い!止めてよかった〜。とホッとする事態となりました。


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続いて大根漬物に挑戦。先ほど確認した通り、細かく刻まれた大根と青唐辛子らしきものが大胆に混ざり合い、挑戦的な態度でこちらを見ています。青唐辛子も美味しそうな外見をしている事もあり、ラー油にも懲りない私はこのまま頂きます!

辛いっ!でもウマー。さっきのラー油投入がなければ良いアクセントで済まされたのですが、相乗効果で結構口、痛いです(笑)。どうやらラー油には山椒が結構入っていたようですね。唇が痛い!(泣笑泣)


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後半、色々ありましたが無事完食。残念ですが辛うまスープは残してしまいました。

 

総評 :入店時先客ゼロだった時は入店を躊躇し、旦那らしき人がのんびり新聞読んでいる横で若奥さんらしき人がワンオペし始めた時は相当不安にかられましたが、ワンタン麺は前評判通りの味でした。麺もスープもワンタンも水準の高い、隙のない美味しさと言えます。また、厨房が見える構造になっており、丁寧に作っている様子が見えたため、その時点で不安は払拭されました。

余談になりますが少し驚いたのが、食事を終えて帰り際にレジにいた若奥さんらしき人が、「慢走Man4 Zou3(気をつけてお帰りください)」と声を掛けてくれた事です。しかも笑顔で!中国でも高級レストランであればマニュアル化されており、そのような対応は普通ですが、ワンタン麺屋さんで笑顔で送り出されたのは余り経験が無く、気持ちよく食事を終えることが出来ました。この点、サービスは高得点の星4つとしています。サービス加点も含め総合星4つで!

 

【総合採点の採点基準】

★★★★★ :強力に推薦。わざわざ訪れてでも食べて見るべき名店。

★★★★  :推薦。近くにいるなら必食です。

★★★   :普通に美味しい。他にも選択肢はあるが一度試す価値はあり。

★★    :今一歩。近くにいても他の選択肢を探すべき。

★     :レビュー掲載を見合わせます(笑)

尚、この採点は私個人の味覚によるもので、あくまで参考として下さい。

このレビューがきっかけとなり、みなさんの好きなラーメン探しの一助となる事が出来れば幸いです。

 

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ラーメンレビュー(海鮮まぜそば) 蟹蠣麺道(上海)

美味しさ :★★★★

値段 :★★

清潔感 :★★★★

サービス :★★★

総合評価 :★★★☆

 

今回は上海に場所を移し、蟹蠣麺道(蟹蚝面道)という店をレビューします。私の大好物の蟹と牡蠣が両方味わえるらしく、期待を胸に訪問しました。

場所は上海中心部の長寧区昭化路240号。最寄駅は地下鉄3号線 or 4号線の延安西路駅か、2号線の中山公園駅ですが、いずれもやや遠いため延安高架路沿いに走る幹線バスの71路の定西路から行くのが便利と思います。そこから歩いて5分ほどで到着します。

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12時過ぎに到着するとご覧の通り店の外まで行列が。少し外で待つことになりました。

 

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5分ほどして中に入るとご覧の通りほぼ満席。12時きっかりにはお客さんが詰めかける人気店の様です。派手ではなく質素で清潔感のある店内ですね。

この店は中国デフォルトの先会計ですが、席が空くまで注文を取らないポリシーらしく、レジ前でまた待たされます。

 

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ここで通常なら他の店を当たるところですが、メニューにある写真を見る限り味わってみない訳にはいかない事を悟り待つことを決めます。招牌=名物料理の蟹蠣麺がとてつもない迫力です!

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待っている間メニューを見ているとドリンクメニューにOrion生啤酒=オリオン生ビールや角瓶の文字が。経営者は日本びいきなのでしょうか?

そうするうちに10分ほどしてようやく席が空き注文。ここは当然名物料理の蟹蠣麺67元を選択。トッピングに卤蛋=味玉2元を追加、席に向かいます。

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ラーメンを待つ間恒例の調味料チェック。醤油、酢、蟹酢、ラー油の4種類でした。

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ラー油はこんな感じ。美味しそうです(今回は使用しませんでしたが)。

また、待ち時間を利用して今回の主役である蟹について少し説明します。この料理に使われる蟹ペーストは「蟹粉」と呼ばれ、上海名物の高級食材です。「蟹粉」と言うと、「蟹を粉砕した蟹パウダー」を連想してしまいますが、違います。上海近郊に陽澄湖という湖があるのですが、そこで取れる蟹が「上海蟹」と呼ばれ、秋から冬にかけての上海グルメの代名詞ですのでお聞きになった事があるのでは無いでしょうか?この上海蟹を蒸し、身と卵巣・白子・蟹味噌などを全て取り出しペースト状にしたもの、これを蟹粉と言います。説明の通り非常に手間のかかる高級食材です!蟹粉を使った上海料理には「蟹粉小籠包」や「蟹粉豆腐」など、絶品料理が多いのですが、これについてはまた別の機会に…。今回はこの蟹粉をふんだんに使用した上に牡蠣をトッピングするという誠に贅沢な逸品、日本風に言えば「蟹粉と牡蠣の海鮮まぜそば」を堪能する!というテーマです!食べたくなって来たでしょ??

 

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10分ほどしてラーメン到着!メニュー写真に偽りなく、蟹粉ソースの上に大振りの牡蠣がいくつも鎮座しています。興奮して来ました(笑)!

 

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麺は中国で人気のある柔らか麺。これは予想通りでした。我々日本人は麺のコシを重視する傾向にありますが、中国人はコシのある麺を硬いと感じるらしく、日本の感覚からするとかなり柔らかい麺が主流です。私も当初は相当戸惑いましたが、慣れればこれはこれで結構美味しいです。

 

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ちょっとピントがずれてしまいましたが牡蠣リフトです。かなり大振りで柔らかくジューシー、高品質な牡蠣です。夢中で食べてしまい個数をカウントし損なってしまいました。4個か5個だったと思います。

 

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中から野菜もしっかり出て来ました。

 

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味玉は日本人にも合う味で美味しかったです。

 

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少し味に飽きて来たので蟹酢で味変です。蟹酢とは何ぞやと思いましたが甘みのある酢で、その名の通り蟹を食べる時に使うあれの様です。

蟹粉と牡蠣の二重奏を堪能でき、大大満足でした!

 

総評 :日本ではまずお目にかかれない贅沢なまぜそばです。日本でも高級中華料理店で蟹粉を出す店もあるので提供は可能でしょうが、これだけの蟹粉と牡蠣を使用すればおそらく5000円は下らないのでは無いでしょうか?67元と言えば約1000円であり、そういう意味では極めてリーゾナブルと言えます。

一方でラーメンとして考えると、硬さに関する個人的好みは別としても、麺の存在感を感じにくい組み合わせなのかな?と感じます。どちらかと言えば蟹粉牡蠣はご飯かビールと一緒にいきたい様な…(笑)→実際オリオンビールも置いてましたよね(笑笑)

いや、物凄く美味しい料理で、蟹と牡蠣が好き、という人には絶対満足して貰える、そんな絶品料理である事は保証します!

うーん、でもね、麺とスープと具と薬味、それと調味料などを駆使して五感で堪能するラーメンとしての醍醐味は感じ難かったかな、と。

長くなってしまいましたので今回はこの位にしましょう…。評価は悩ましいところですが、補足付きの星3.5★★★☆で!

補足:海鮮料理としては間違いなく星5つ★★★★★、ラーメンとしては星2.5★★☆。

 

【総合採点の採点基準】

★★★★★ :強力に推薦。わざわざ訪れてでも食べて見るべき名店。

★★★★  :推薦。近くにいるなら必食です。

★★★   :普通に美味しい。他にも選択肢はあるが一度試す価値はあり。

★★    :今一歩。近くにいても他の選択肢を探すべき。

★     :レビュー掲載を見合わせます(笑)

尚、この採点は私個人の味覚によるもので、あくまで参考として下さい。

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ラーメンレビュー(ワンタン麺) 麗的麺家(広州)

美味しさ :★★★★☆

値段 :★★★

清潔感 :★★★☆

サービス :★★★★

総合評価 :★★★★☆

 

麗的麺家(丽的面家)は前回レビューした宝华面店と同様、地下鉄長寿路駅近くにあります。

生憎の小雨の中行ってきました。広州は日本と異なり春から初秋の間ずっと雨が多いんです。

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店名の両脇に「麺家」と「焼味」って書いてますね。この店名物は麺だけではなく、チャーシューも有名らしく、二枚看板の様ですね。

 

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11時過ぎで7割程度の入り。人気店の雰囲気です。

 

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「麗的麺家は中国中央電視台の中国十大名麺に選ばれました!」と書いてありますね。

また、この店はどうやら香港正斗飲食集団の傘下の様で、香港のいくつかの店がミシュランガイドに掲載されたとの説明があります。

実は私が雲呑麺にハマったきっかけは、香港空港にある正斗集団の店で雲呑麺を食べた時、目からウロコが落ちるくらい美味しかった事がきっかけで、原点ともいえる正斗集団のお店という事で期待は高まります!

 

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中国のラーメン屋さんは先に会計を済ますシステムが多いのですが、ここは香港系のためか日本と同様に後会計を取り入れており、まず席に案内されます。サービス点アップです。

正斗鲜虾云吞面のSサイズ23元を注文。

 

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ラーメンを待つ間調味料チェックをします。

ラー油の代わりに辛みペースト、醤油、酢、胡椒に加え塩、大根漬物です。

 

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辛みペーストはこんな感じ。私は本当はラー油の方が好みですが…

 

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大根漬物です。

 

5分程してラーメンが到着。

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スープは透明度の高い醤油味。麺は自家製の竹昇麺でご覧の通り縮れ麺です。この店もデフォルトはワンタンが見えないタイプですね。美味しそうです!

 

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雲呑は前回の宝华面店よりは小ぶりですが、中に海老はぎっしりで美味しいです。Sだったせいか4つでした。

 

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麺は縮れ麺でコシがあります。縮れているせいなのか他に秘密があるのか、最後まで伸びた感じがありません。良い麺です。

澄んだスープは旨みのあるスッキリスープ。香港正斗の味そのものです。上品で美味しいです。出来れば香港と同じラー油にして欲しかった(笑)。

大根漬物も甘めで美味しく、あっという間に完食!(Sサイズなので当然か…)

 

総評 :期待を裏切らない美味しい雲呑麺でした。香港で正斗の雲呑麺を食べると実はこの倍くらいしますので、香港に行かずしてこのクオリティの雲呑麺が食べられるのは嬉しいです。

味もサービスも優秀です。星4.5★★★★☆で。

 

尚、私は今日はそのあとの予定を考慮してお腹と相談しSサイズにしました。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、香港系の雲呑麺のSサイズは本当に小さく、ご飯の茶碗みたいなお椀に入って来ます(笑)。なので、よっぽど少食の方でなければLサイズをオススメします!

 

【総合採点の採点基準】

★★★★★ :強力に推薦。わざわざ訪れてでも食べて見るべき名店。

★★★★  :推薦。近くにいるなら必食です。

★★★   :普通に美味しい。他にも選択肢はあるが一度試す価値はあり。

★★    :今一歩。近くにいても他の選択肢を探すべき。

★     :レビュー掲載を見合わせます(笑)

尚、この採点は私個人の味覚によるもので、あくまで参考として下さい。

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ラーメンレビュー(ワンタン麺) 宝華麺店(広州)

美味しさ :★★★☆

値段 :★★

清潔感 :★★★

サービス :★★★

総合評価 :★★★ 

第一回目のラーメンレビューです。

本場中国で、自分がお気に入りの雲呑麺を中心にラーメン、麺類のレビューを発信して行きます。

宝华面店は広州地下鉄1号線の長寿路からほど近く、恒宝広場というショッピングセンターの向かいにあります。

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開放的で入りやすい入口でした。

注文したのは鲜虾云吞面=エビワンタン麺です。看板にも記載があり文字通り看板メニューの様ですね。値段は35元!一般的な雲呑麺の倍以上のイメージです。余程味に自信があるのだろうと思いつつ、期待して席につきます。

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11時半頃でしたがお客さんは7割程度の入り。混んでいない店に名店なしの原則からすると合格点ですね。

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調味料をチェック。ラー油、醤油、酢、胡椒、大根の漬物とオーソドックスな内容。と、1分も経たないうちにラーメン到着、速い!

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広東省伝統、ストレートタイプの竹昇麺です。スープはやや色が濃く、少し濁りがある印象。コクがあって旨そうな外見。

デフォルト状態ではワンタンが見えない、オーソドックスで好きなパターンです。

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レンゲで中を探ると、かなり大ぶりなワンタンが登場!

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中身は海老が詰まってます。この大ぶりのワンタンが5つも入っており、さすが値段だけの事はある内容です。

スープは見た目通りコクがありました。油分が少し多めなのと、少し魚介系の出汁が効いている様にも思えました。ただ、歳のせいか最後の方は少しクドさを感じてきました。

麺は竹昇麺独特のコシがある極細麺。ただ、食べ進むうちに少し伸びてしまった感覚がありました。

付け合わせの大根漬物は丁度いい塩梅で美味しかったです。

ラー油は濃い目の色に唐辛子が沈んでおり、食欲をそそる出来でした。

 

大ぶりの海老ワンタンが5個入っている点、個性のあるコクのあるスープは特筆出来ますが、麺はもうひと工夫欲しいですね。

一度試す価値はあると思いますが、35元という価格を考えると★★★とします。

 

【総合採点の採点基準】

★★★★★ :強力に推薦。わざわざ訪れてでも食べて見るべき名店。

★★★★  :推薦。近くにいるなら必食です。

★★★   :普通に美味しい。他にも選択肢はあるが一度試す価値はあり。

★★    :今一歩。近くにいても他の選択肢を探すべき。

★     :レビュー掲載を見合わせます(笑)

尚、この採点は私個人の味覚によるもので、あくまで参考として下さい。

このレビューがきっかけとなり、みなさんの好きなラーメン探しの一助となる事が出来れば幸いです。

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