並んだり振り返ったり

中国・広州からラーメン、グルメレビューや一人暮らし料理のレシピなどの発信。

ラーメンレビュー(ワンタン麺) 慶雲居懐旧竹昇麺(広州)

美味しさ :★★★★

値段 :★★★★

清潔感 :★★★

サービス :★★★★

総合評価 :★★★★

 

今回は広州地下鉄1号線の西門口から徒歩7〜8分に位置する慶雲居懐旧竹昇麺(庆云居怀旧竹升面)をレビューします。

f:id:IBird:20200625180322j:image

入口の看板に由緒正しそうな看板が掲げられていました。右から左に書かれている、歴史を感じる看板です。店名にある「懐旧」とは文字通り古くを懐かしむ、と言う意味ですので、伝統的な竹昇麺を楽しめそうです。

 

f:id:IBird:20200612135805j:image

鮮蝦蟹子雲呑麺の小14元を注文。ぷりぷりエビとカニの卵のワンタン麺ですね。レジで受けてくれたのは、この手の店のレジ定番のおばあさんでは無く若めの女性です。レジ近くのテーブルには店主らしき男性が座っていましたので、若奥さんでしょうか?


f:id:IBird:20200612135813j:image

「お好きなところへ」と案内されます。そこそこ人気店と聞いて来たのですが、12時過ぎで他にお客さんは誰もいません。私は「混んでいる店に不味い店なし」という信念(笑)を持っていますので、「大丈夫なのだろうか」と不安がよぎりつつ席に着きます。

と、注文を取ってくれた若奥さん(?)がレジから厨房へ走ります。何とこの店は若奥さん(?)のワンオペの様です。旦那(?)はのんびり座っているのに、とても不思議な光景でした。
f:id:IBird:20200612135740j:image

ともあれ、若奥さん(?)がワンタン麺を作り始めてくれましたので、調味料チェックを開始します。酢、醤油、ラー油、胡椒の4種。前面右端にあるのは爪楊枝ですね。

あれ?定番の大根漬物はこの店はないのでしょうか?


f:id:IBird:20200612135737j:image

ラー油はこんな感じ。かなり粘度が高く色が濃いですね。唐辛子だけでは無く色々入っているパターンと思います。


f:id:IBird:20200612135733j:image

5分ほどして若奥さん(?)がラーメンを持って来てくれました。広東省の雲呑麺らしい澄んだ醤油味のスープに、わずかに縮れた極細ストレート麺。雲呑が完全に隠れずに麺の下から少し顔を出しているのはご愛嬌ですね。


f:id:IBird:20200612135755j:image

と、ラーメンに続いて若奥さんが大根漬物を持って来てくれました。スヌーピー柄の瓶に入った大根は一般的なものよりかなり細かく刻まれています。また、青唐辛子らしきものの輪切りが入っており、個性を主張してくる漬物で、期待出来ますね!


f:id:IBird:20200612135749j:image

さあ、麺を持ち上げます。食べて見ると、わずかに縮れているおかげでスープの絡みが良く、スープの旨さを感じることが出来ます。よく計算されているようですね。


f:id:IBird:20200612135809j:image

麺の下からワンタンを探り出します。赤い色がエビとカニの美味さを主張し、ついかぶりつきたくなるワンタンですね。


f:id:IBird:20200612135758j:image

中はこんな感じ。エビが大量に投入されています。それと、蟹子が口の中で予想以上にぷちぷち存在感を示す仕上がり、このワンタンは美味い!


f:id:IBird:20200612135817j:image

そろそろ刺激が欲しくなり、ラー油を投入!色の濃さに怯え、ラー油付きの私もおそるおそる投入します。すると、わずかな量を投入しただけでご覧の通りの色に!本当はこの倍は入れるつもりでしたが、念のためここで投入継続断念(笑)。。

スープをレンゲで少し飲んで見る。あ、、既にかなり辛い!止めてよかった〜。とホッとする事態となりました。


f:id:IBird:20200612135744j:image

続いて大根漬物に挑戦。先ほど確認した通り、細かく刻まれた大根と青唐辛子らしきものが大胆に混ざり合い、挑戦的な態度でこちらを見ています。青唐辛子も美味しそうな外見をしている事もあり、ラー油にも懲りない私はこのまま頂きます!

辛いっ!でもウマー。さっきのラー油投入がなければ良いアクセントで済まされたのですが、相乗効果で結構口、痛いです(笑)。どうやらラー油には山椒が結構入っていたようですね。唇が痛い!(泣笑泣)


f:id:IBird:20200612135802j:image

後半、色々ありましたが無事完食。残念ですが辛うまスープは残してしまいました。

 

総評 :入店時先客ゼロだった時は入店を躊躇し、旦那らしき人がのんびり新聞読んでいる横で若奥さんらしき人がワンオペし始めた時は相当不安にかられましたが、ワンタン麺は前評判通りの味でした。麺もスープもワンタンも水準の高い、隙のない美味しさと言えます。また、厨房が見える構造になっており、丁寧に作っている様子が見えたため、その時点で不安は払拭されました。

余談になりますが少し驚いたのが、食事を終えて帰り際にレジにいた若奥さんらしき人が、「慢走Man4 Zou3(気をつけてお帰りください)」と声を掛けてくれた事です。しかも笑顔で!中国でも高級レストランであればマニュアル化されており、そのような対応は普通ですが、ワンタン麺屋さんで笑顔で送り出されたのは余り経験が無く、気持ちよく食事を終えることが出来ました。この点、サービスは高得点の星4つとしています。サービス加点も含め総合星4つで!

 

【総合採点の採点基準】

★★★★★ :強力に推薦。わざわざ訪れてでも食べて見るべき名店。

★★★★  :推薦。近くにいるなら必食です。

★★★   :普通に美味しい。他にも選択肢はあるが一度試す価値はあり。

★★    :今一歩。近くにいても他の選択肢を探すべき。

★     :レビュー掲載を見合わせます(笑)

尚、この採点は私個人の味覚によるもので、あくまで参考として下さい。

このレビューがきっかけとなり、みなさんの好きなラーメン探しの一助となる事が出来れば幸いです。

 

クリックをお願いします!

にほんブログ村 グルメブログ 中国食べ歩き(チャイナ)へ
にほんブログ村