微笑ましいメニュー
こんにちは。
今日は中国の上海で見つけた微笑ましいメニューを紹介します。
舞台は今回初めて訪問する、上海の「SUSHI HOUSE OIDE」という寿司をメインにした日式居酒屋です。入口をみると招き猫がモチーフになっていたり、中々良さそうな店ですね。実際結構老舗で人気がある様です。
同僚と店で待ち合わせ、先に店に着いてしまったのでメニューをチェックしていたのですが、これがなかなか微笑ましいメニューでしたので紹介します。
まずは、
「肉シゼが!」
「鯛のあら炊マ!」
一人だったんですが、思わず吹き出してしまいました。
上海は日本人が多い事もあり、こういう微笑ましい例は無くなりつつあると思っていたのですが、期待を上回る微笑ましさですね(笑笑)!
まず肉シゼがは、カタカナと平仮名が混じっていて、なんだかドラえもんを彷彿とさせる可愛らしさです。「シ」が平仮名であってくれさえすれば、「ゼ」は平仮名の「や」に少し形が似ているので「やとゼを間違えたんだ!」と納得出来るのですが、シがカタカナである点がこのメニューは秀逸だと思います(笑)。
その次の「鯛のあら炊マ」もカタカナ混じりのドラえもんシリーズですね!「き」と「マ」をどう取り違えたのか、聞いてみたいところですね。まだまだ続きますよ!
これが地味にツボに入って好きだったのですが、上から2番目「かポチゃ!」
ドラえもんシリーズが続きますねー。
単に「ボ」と「ポ」を間違えただけならそのままスルーですが、何故か最初の「か」と最後の「ゃ」が平仮名になっているところがジワジワ来る可愛さです。本当にいいセンスしています!
次は下から2番目「鯖煮付げ!」
これは大した間違いではありませんが、何だかこれだけで真っ黒焦げのイメージになってませんか(笑)?
さあ、どんどん行きましょう!
ここも飛ばしてくれてます!
「とりからあけ」最後の濁点忘れです。まあこれは許容範囲ですね。
「カっとじ!」
2番目の「ツ」が平仮名になり小さくなる事で、物凄くガッツリこってり躍動感のある雰囲気が立ち込めます!がっつりメニューのネーミングとして秀逸ですよね。
最後にもう一つ、ガッツリこってり躍動感シリーズ第2弾、「カっ丼!」
大変楽しませて頂きました!
ところでこの店は寿司居酒屋なのですが、寿司は中々美味しかったです。中トロがとろけそうな美味しさでした。
今回は本当はグルメレビューを狙っていたのですが、メニューが余りに微笑ましすぎたため、急きょ路線変更で、上海の「微笑ましいメニュー」をお届けしました。最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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ラーメンレビュー(客家式まぜそば) 三妹客家味道(広州)
美味しさ :★★★★☆
値段 :★★★★★
清潔感 :★★★☆
サービス :★★★★
総合評価 :★★★★☆
今回は、このブログのサブテーマとも言える、広東省の梅州市のご当地ラーメンである、腌面Yan1Mian4について再びレビューします。
同じ広東省のご当地ラーメンと言っても色々ありまして、数ある中国のラーメンの中でも私が一押しする「ワンタン麺」は日本でも相当有名な部類に入ると思いますが、この「腌面」(日本語で表記すると「イエンミエン」)は恐らく殆ど知られていない存在だと思います。
このラーメンの本拠地と言える広東省梅州は広東省の北東部にあり、江西省や福建省にも隣接する町です。この町は「客家」の町であり、「腌面」も客家の人々が常食しているソウルフードと言える存在の様です。
「客家」とは少数民族と思われる方もいらっしゃると思いますがそうでは無く漢民族で、西晋の時代に北方遊牧民の匈奴が攻め入った時に当時首都の洛陽などから南方に避難した人々の末裔と言われています。客家に関してはラーメンレビュー(客家式まぜそば) 陳記三及第 棠石路385分店(広州) - 並んだり振り返ったりに少し詳しく記載していますので宜しければご参照ください。
前置きが長くなりましたが、店に参りましょう。今回の店は地下鉄3号線の崗頂駅から徒歩20分とやや行きにくい所にある、三妹客家味道という店です。
駅からかなり歩きましたがどうやら辿り着くと、「客家味道(客家の味)」「客家小食(客家の軽食)」と客家の名前が強調されています。広州市内にはこの様な客家の店がいくつも存在しますが、この店も客家料理特化のレストランの様です。
それでは入ってみましょう!
入り口を入るとすぐに白い階段が見え、近くにいた店員も「二階へどうぞ」とジェスチャーで進めてくれたので、素直に階段を上ります。すると二階にいた店員さんが「こちらへどうぞ」と案内してくれたので、素直に従い案内された席に座ります。中々サービスが良いですね。。
結構立派なメニューが出されたので腌面を探していると、その店員が「お茶はどうしますか?」と聞いてきます。「今日は腌面を食べに来たのでお茶はいりません」と答えると、「この席は必ずお茶を注文頂く必要があります」と。要するにお通しの様なシステムなのですが、たかだか十何元の腌面を食べるのにいちいちお茶代を払っていてはたまらないのでここは席を立つことにしました。
ただ、ひょっとしたらと思い「お茶代はもしかして2階だから?1階だったらお茶を注文しなくていいのですか?」と質問してみたら「そうです」との回答。
そうなんです。1階の店員に勧められるまま2階の席に着きましたが、2階は少し高級なスペースだった様で、今回私が求めていた麺だけを楽しめるスペース、日本でいえば立ち食いそばか街中華の様なスペースは2階ではなく1階にあったのです。
それにようやく気付いた私は、折角席を準備してくれたのに申し訳ない気持ちになりましたが、「不好意思Bu4Hao3Yi4Si1=すみません」と言いながら席を立ち、1階に降りる事にしました。
1階は写真の通りかなりこじんまりとしたスペースですが、清潔感はあり快適な店内でした。早速テーブルにあったメニューをチェックします。
今日も客家ファストフードの王道である「腌面+三及第San1Ji1Di4」のセット16元を迷わず注文しました。スープとセットで16元とは驚きの安さです。三及第とはこれも客家のソウルフードで、クコの葉と豚の3部位=赤身、レバー、腸を煮込みシンプルに塩で味付けしたスープの事で、客家の人々はこれを毎朝の様に飲んでいるとも言われています。
また、三及第とは面白い名称ですが、これは有名な官僚登用試験である科挙の合格者上位3名をこう呼んだことに由来する名前だそうです。三及第の由来などについてはラーメンレビュー(客家式まぜそば) 嘉応面粉厰(広州) - 並んだり振り返ったりでも触れていますので宜しければご覧ください。
ラーメンを待つ間調味料チェックです。
左から、にんにくペースト、酢、辛味ペーストですね。
これまで何件か腌面の店は訪問しましたが、どの店もほぼこの組み合わせでした。このぶれない感じ、私は好きです。
にんにくペーストと辛味ペーストはこんな感じ、これがまた腌面と会うんですよねー。
店内の様子です。女性のおひとり様客などもいらっしゃいますし、シンプルで清潔感の店内です。そこそこ不便な所にはありますが、なかなか人気店の様です。
5分ほどで腌面と三及第がセットで到着しました。まずは記念写真です!
まず、三及第から頂きます。レンゲで豚肉3種をそろい踏みですくってみます。腸と赤身とレバー、これらの大ぶりの肉が良い味を出してくれます!
腌面のアップです。
やや縮れのある中太麺にたれが絡められており、その上に葱と粉砕されたニンニクが乗っているのが分かります。
麺を頂きます。
おおっ、ここの麺はこれまで食べた腌面の中で最も太くてコシがありますね!!
しかもしなやかさも持ち合わせており、後を引く美味さです。この麺は素晴らしい!
再び三及第を頂きます。鮮やかな色をしたクコの葉が美味しそうです。
毎回このスープを飲むと感じるのですが、エグ味のあるクコの葉を上手く調理していると思います。また、この店でもう一つ特筆すべき点は、通常三及第で見られる豚肉とクコの葉から出るアクが非常に少なく、かなり澄んだスープに仕上がっている点です。あれだけアクの強い材料を、ここまで済んだスープにするにはかなり丁寧にアクを取りながら調理したものと思われます。
細かいところですが、店主のこだわりを感じますね。
この腌面と三及第の組み合わせはとても相性が良く、相乗効果でどんどん食べ進んでしまいます。もう残り少なくなってきましたので、腌面恒例のにんにくペーストによる味変を試みます。
うん、この腌面+にんにくペーストを加えた味わい、絶妙に美味しくなります。どの店でもこの調味料が置かれている理由が分かりますよね。
更に辛味ペーストを混ぜて辛さを楽しみつつ、今日も完食です。ご馳走様でした!
今回は、このブログをきっかけに私がハマってしまった腌面をレビュー致しました。
ズバリ、この店の腌面はこれ迄食べた中でも頭一つ抜けるクオリティで、最も美味しいと感じました!
他の店よりも少し太めのシコシコ麺と、丁寧に作られアクが少ない澄んだ三及第のスープは、いずれも他の店には出せない逸品です。
今後これ以上の腌面に出会える事を信じつつ、このクオリティの腌面に初めて出会えた事に感謝の気持ちを込め、久しぶりに星4.5★★★★☆とさせて頂きます。
今回も最後までお読みいただき有難うございます。
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ラーメンレビュー(ワンタン麺) 満庭面家(広州)
美味しさ :★★★★
値段 :★★★★
清潔感 :★★★★
サービス :★★★☆
総合評価 :★★★★
こんにちは。
南国と言われる広州も朝晩は暑さが和らぎ、少しずつ秋に近づきある今日この頃です。
今回はこのブログのメインテーマでもあるワンタン麺を、久しぶりにレビューします。
今回訪問したのはこのブログ常連の地下鉄1号線長寿路駅から徒歩約10分に位置する「满庭面家」と言う店です。それでは行ってみます。
店の外観はこんな感じです。こじんまりとした店ですが、黄色い看板が印象的ですね。通常見かけるこの手の店に比べて、小綺麗なところが好印象です。それでは入ります。
店に入り左側のレジでメニューをチェックします。毎回、まずは一番右上のメニューに注目しますが、この店は「金牌猪手面」が真っ先に書かれています。「金牌猪手面」とは、金牌=金メダルなどの意味なので、この店の看板メニューである事を指します。猪手Zhu1Shou3とは豚の手、すなわち豚の前足の事です。ちなみに豚の後ろ足は猪脚Zhu1Jiao3と言います。4本とも足だと考える日本語と前足は手だと考える中国語、この差も興味深いものがあります。
・・・話が少しそれましたが、だいぶ広東ローカルフードに慣れて来たとは言え、豚の前足はまだチャレンジングな領域です。ここは2番目に書いてあるこのブログ定番の「招牌鲜虾蟹子云吞面」(海老蟹子ワンタン麺)小12元を注文します。ここでいう招牌Zhao1Pai2も看板メニューという意味ですが、おそらく金牌は看板メニューの中でも最もおすすめとの位置づけなのだと思います。
注文を済ませ、店の奥の方に一つだけ空いていた席に陣取ります。ご覧の様に店は7分程度の入りです。なかなかの人気店ですね。
さて、調味料をチェックします。一番左の赤いのは爪楊枝、手前がラー油、後方左から酢、胡椒、醤油、チリソースです。ラー油の他にチリソースが置いてある店を結構見かけるのですが、皆さんどう使い分けているのでしょうね?私はラー油派なので基本ラー油しか使用しませんが。
ラー油はこんな感じです。もうどろっどろですね!大変期待できます(笑)
よく見ると調味料に並べて酒を飲みながら食べているおじさんも。なかなか良い雰囲気出てます!
5分ほどでラーメンが出てきました。少し濁りのある淡麗スープに、広州伝統の竹升面が顔を覗かせています。また、ワンタンが麺の下に隠れている「能ある鷹は爪を隠す」タイプのワンタン麺です。麺、スープ、ワンタン(を入れる位置)共に好みのタイプで、これは期待できそうです。
麺を頂きます。
竹升面伝統の少し縮れた極細ストレート麺で、期待通りです。コシもあり喉越しも滑らか、とても美味しい麺です!
また、スープは少し濁りのある見た目通り、あっさりしていながらコクのあるスープ。とてもバランスの良い組み合わせです。
麺を食べ進むとワンタンが顔を出して来ました。これは大ぶりのワンタンですね!個数は3つでしたが12元という価格を考えれば上出来でしょう。海老と蟹子の赤い色に心踊ります!
ワンタンを頂きます。豚肉と一緒に海老がプリッと入っており、味、食感共に相当レベルが高いワンタンです。いやー、このラーメンは美味しいです。
半分ほど食べ進んだところで先程のどろっどろラー油を入れてみます。おおっ!人さじ入れただけで結構良い色がついてきました。これは心してかからなければなりませんね(笑)。
ラー油の刺激も相まって、あっさりコクうまスープがさらに美味しくなりました。極細竹升面は一気に胃袋に収まり、最後に一つ取っておいた大ぶりワンタンを頂きます。大満足の一杯でした。
ご馳走様でした!
今回は久しぶりにワンタン麺のレビューをお送りしました。中国には10大ラーメンをはじめ、様々な種類のラーメンがありますが、やはりこの広東省のワンタン麺はその中でもお勧めできるラーメンだと思います。コシのある極細麺、あっさり淡麗スープ、大振りなワンタンなど、日本人の味覚にもぴったり合う一品だと思います。広州にはそのワンタン麺の店が沢山あり、大変幸せな環境にいるのだと再認識しました。
今回の満庭面家はそんな広州の中でも面、スープ、ワンタンのいずれも水準が高くバランスの良いワンタン麺を作る店だと思いました。値段が安いのも魅力ですね。
従いまして、今回は星4つ★★★★でお願いします。最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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岸田屋インスパイアの肉豆腐、出来ました!(おつまみレシピ)
こんにちは。今回は肉豆腐レシピの第二回目をお届けします。
前回のレシピ紹介で、つゆが飲めるくらいのあっさり目の肉豆腐に挑戦しましたが、今回は永年の念願(オーバーですね)だった、世界一の居酒屋である岸田屋風の肉豆腐にチャレンジしてみましたので、紹介したいと思います。
メニュー名 :肉豆腐(岸田屋インスパイア)
調理時間 :30分(牛すじの下ごしらえ2時間を含まず)
材料(2人分)
牛すじ肉 200g
豆腐 半丁
長ねぎ 一本
醤油 大さじ5
酒 大さじ3
砂糖 大さじ2
茹で汁 1.5カップ
生姜 ひとかけ
牛すじ肉の下ごしらえ、豆腐の水抜きまでは前回の肉豆腐と一緒なのでおつまみレシピ 肉豆腐 - 並んだり振り返ったりをご覧下さい。
とはいえそれでは余りに不親切なので下ごしらえの概要を下記しますね。
1.牛すじ肉をたっぶりの水で5〜10分茹で、灰汁を出す。
2.肉を湯から上げ、食べやすい大きさにカットする。長葱の青い部分、生姜適量と一緒に弱火で2時間ほどじっくり煮込む。
3.豆腐はキッチンペーパーで包み電子レンジで3分程加熱した後、重しを乗せ5分ほど置き水分を出す。
牛すじ肉とお好みの大きさに切った豆腐、薄切りにした生姜を鍋に入れ、肉を煮込んだ茹で汁と醤油、酒、砂糖を入れ弱火で20分ほど煮込む。もちろん煮込み時間は長い方が味が馴染んで美味しいと思います。また、茹で汁は牛すじ肉から出たコラーゲンが溶け込んでおり、写真の様にコクがたっぷりのスープになっています。今回のレシピではこのコラーゲンのコクを前面に出すため、前回使用した鰹出汁は使用しません。
豆腐につゆがの味が染み込んだら火を止め、斜め切りにしたネギを投入する。
尚、レシピ上の分量は長葱一本としていますが、このレシピは葱のシャキシャキ感が重要なので写真は今回食べる一人分の量だけです。
葱にサッと火を通したら出来上がり!
尚、この料理は最後の葱の扱いが重要です。ポイントは下記2点
①盛り付けた時の彩りを出すため、長葱の青い部分も大胆に入れる。
②葱を入れたらサッと火を通すだけで煮込まない。葱のシャキシャキ感をしっかり残すのがポイントです。
牛すじ肉のコラーゲンと醤油と砂糖がハッキリと味を主張して来るので、このつゆとシャキシャキ葱が丁度いいバランスになります。
お皿に盛り付け、さあ呑みましょう!
辛子を添えると更に気分が盛り上がります。
前回の飲めるくらいのつゆとは異なり、牛肉のコラーゲンが溶け込んだ甘辛醤油味はパンチがあり、アテにぴったりの味わいです。
岸田屋ファンの方、外見上の再現度はかなり高められたと思っていますが、如何でしょうか?味の方は…何ぶんもう一年以上訪問出来ていないので、記憶を頼りに追い込んでみたつもりではありますが、最近記憶力の低下も見られるため(笑)どれだけ近づけたか…
日本への渡航がまた出来る様になり、次回訪問が実現した時に時に答え合わせしてみたいと思います!(まだまだ先の事になりそうですが)
あの有名な行列に並ばなくても食べられるこの肉豆腐、気になった方は是非試してみて下さい。
尚、この料理に合わせるのは、私は芋焼酎ロック一択ですが(笑)、もちろんビール、日本酒にも合います。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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PCR検査結果が即日判明しました
おはようございます。
2日連続朝から失礼します。
昨日の朝突然防護服の人々が部屋に来襲し、冷や汗を書いたのは今日、突然PCR検査が・・・ - 並んだり振り返ったりでお知らせした通りです(笑)。
さて、その検査結果は即日出ました。
さすが中国、早いです!
第一報は夕方6時頃、不動産会社の人からの連絡です。
但しまだその時点ではマンション全員の結果が出ていなかったので正式な報告、外出許可はお預けとなりました。
その後、夜10時台にはスマホのアプリ上に検査結果=陰性が表示され、ホッとひと安心です。
そして、マンションからの正式な発表は夜12時過ぎ、不動産会社からの連絡は翌朝早朝でした。
ところで、これらの画面はいずれも今米中貿易摩擦でトランプ大統領が米国企業との取引の禁止を決めたテンセントのSNSアプリ、WeChatの画面です。
今中国では、中国で活動する全ての人の健康状況は、このWeChatやアリババのAlipayといった決済アプリ上のQRコードによるHealth Code(健康码Jian4Kang1Ma3)で管理されています。例えばこんな感じで、現在の健康状況に問題が無いことをQRコードで表しています。
日本人が発明したQRコードが異国でここまで活用されているという事は少し誇らしい思いになると同時に、我が日本も中国に負けちゃいかんという気持ちになります。
更に、スマホの通信記録からそのスマホの持ち主が過去どこに移動してどこに滞在したかを証明する機能があります。ホテルに宿泊する時はこれを提示し、直近で要注意地域にいなかったことを証明しないと泊めてもらえません。厳しいですが、むしろ安心?
いやむしろこういう行動が全て把握されていることがちょっと怖いんですよね。慣れましたが。
というわけで昨日朝の突然の防護服軍団の到来から1日で無事にPCR陰性が判明し、今日は朝から普通に出勤しています。これから広州空港に行き中国国内出張に参ります。
空港で面倒な事にならなければ良いなぁとやや不安ですが、PCR陰性結果があるので大丈夫でしょう。
それでは行って参ります!
・・・ところで、トランプ大統領の取引禁止令が正式に発効すると、iPhoneでWeChatが使えなくなる?なんて事も言われていますね。同盟国として米国を応援したいとは思いますが、WeChatが使えなくなったら困るなぁ、実際。どこにも行けなくなるかもしれません。
一方でこの便利さと引き換えに個人情報がダダ漏れという事実はあるわけで、この負の部分は中国に限った事ではありません。一人一人がこの事をよく考える時期に来ているのだと私は思います。
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今日、突然PCR検査が・・・
おはようございます。
今朝、朝食を取っていたら朝っぱらから部屋の呼び鈴が・・・
何だろう?普段こんな時間に人がくることないのに。。。
怪訝に思いながらドアを開けてみると
そこには防護服を着た人が!
日本語担当のお姉さんが「今朝警察から要請があって、このマンション全員PCR検査必要です」と説明してくれましたが、まだ事態が把握できません。
「ひょっとして誰か感染者が?」と質問しましたが「そうでは無いですが皆さんお願いしています」との事で???です。
何はともあれ人生初のPCR検査です!どんな検査を行うのかと思えば、綿棒のようなもので喉を優しく拭き取られた感じ?
思ったより簡単で拍子抜けでした。
中国は日本より一足早くPCRは受け易くなっていたので、早く受ければ良かったなぁ、と純粋に思いました。
尚、まだこの時点では出勤する気満々でしたが、よく考えればそんなはずもなく、今日一日PCR検査の結果が出るまで自宅軟禁との通告が😭。今日は月初で会議などがあるため事務所にいる予定だったのでテレワークで何とかなりそうですが、出張だったら何かと大変だったところでした。
しばらくするとこのようなメッセージが不動産会社から来ました。どうやら最近帰任した日本人が日本で陽性反応が出たとの事。これは大変です!
ともあれようやく状況が把握出来たのでホッと一息です。
・・・とはいえ、いざ判定を待つとなると人間急に不安になって来ます。今は咳も出ないしだるくもないし、マスクは着用して手洗いも怠らない普段の生活でコロナ感染を心配することなど無かったのですが、同じマンションとなると急に現実味を帯びて来ます。エレベーターで接触したりしていないかなぁ?ん?気のせいか熱っぽい感じ?おいおい大丈夫か?>俺(笑)
不安になって体温を測ると、36度も無く低めの平熱でした… ホッとひと安心です。
しかし日本に帰国してから発症した人の情報まで把握し、こんな迅速な対応が出来るのはさすが中国だなぁ、と思いました。
日本ではここまで出来ないんじゃ無いでしょうか?独裁体制で色々と問題も多い国ですが、この辺りは見習う部分じゃ無いのかな?と思います。
私は、今日は一日陰性を祈って在宅勤務で頑張ります。
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ラーメンレビュー(広東式魚介ラーメン) 劉福記(広州)
美味しさ :★★★★
値段 :★★★★
清潔感 :★★★☆
サービス :★★★☆
総合評価 :★★★★
今回は広州地下鉄6号線の北京路から徒歩5-6分に位置する「劉福記」をレビューします。今回利用した駅の名前の由来となった「北京路」ですが、この付近は広州市の古くからの繁華街であり、「北京路歩行街」という歩行者天国など、今でも賑わいのある地区です。それでは向かいましょう。
店に到着しました。外に面した厨房、オープンな入り口は伝統的・庶民的な雰囲気が満載で好感が持てます。厨房のガラスには看板メニューが3つ紹介されていますね。看板メニューのチェックは大事なのでよく見て見ましょう。「招牌四色粉」「炸酱捞面」「爽滑猪肠面」。このうち、「炸酱捞面」は肉味噌ラーメンで、いわゆるジャージャー麺、「爽滑猪肠面」は豚モツラーメンの様です。では、一番大きく紹介されている「招牌四色粉」とは何でしょうか?粉というからには米粉でできたライスヌードルというのは分かるのですが、写真を見る限りその上にたくさん具が乗っています。おそらく4種類の具が乗ったライスヌードルかな?などと考えながら店に入ります。
店を入ってすぐ右側のメニューを確認します。
やはりメニューそのものに「招牌」=看板、と銘打っている「招牌四色面/粉」が左上に来ていますね。初めての店では左上のメニュー注文が鉄則ですので、迷わずこれを選ぶことにします。でも少し迷った点があります。
この店では面=小麦粉の麺、粉=米粉の麺、両方とも出す様ですが、メニュー上では面=小麦粉の面が先に書かれており、標準メニューの扱いになっています。一方で先程の店頭の看板メニュー紹介によると「招牌四色粉」が紹介されていました。どちらにすべきか迷いましたが、やはり店頭で広く謳っているメニューを食べるべきと思い、ライスヌードルの「招牌四色粉」13元を注文します。
店内の様子です。6〜7分の入りといったところでしょうか?居心地としてはこれくらいが丁度良いです。
壁にも「招牌四色粉」の写真が飾られています。よっぽど自信があるのでしょうね?期待が膨らみます!
調味料チェックをします。ラー油と酢と醤油、いたってシンプルです。
ラー油はこんな感じ。かなり濃厚で黒いです。期待出来る外見ですね(笑)。
3分ほどで料理が運ばれて来ました。
ほーこれは、初めて体験する感覚です。「四色」の名前の通り、4種類の具が見られますね。まず一目で判別できるのは魚の皮ですね。恐らくこれは魚の皮を揚げたものでしょうか?それと白い球状のもの、黒い球状のもの、あとは正体不明のしわしわのもの(笑)!食べながら確認して見ましょう。
まず、麺を確認します。
中国では良くお目見えする米粉を使ったライスヌードルです。ベトナムのフォーなどとほぼ同じものです。
また、私はいつもこれを食べるたびに思い出すのは「きしめん」です(笑)。形状が近いせいか結構食感がにているんですよねぇ。
私は個人的には小麦粉を使用した麺の方が味や食感の点から好きなのですが、このさっぱりした食感はたまに無性に食べたくなる時があります。
因みにこの店の「粉Fen3」は少し太めに作られており、今日の気分も相まってかなり美味しいライスヌードルだと感じました。
次に黒い球体を食べて見ます。色合い的にはつみれか肉団子か?という感じですが
これは肉団子、恐らく牛肉の団子=牛丸Niu2Wan2ですね。コクがあって美味しいです。
続いて白い球体も頂きます。
ああ、これは魚のすり身の様ですね。広東地方では鱼蛋と呼ばれるものです。ちなみに鱼蛋Yu2Dan4とは「魚の卵」という意味なので、はじめは「たらこ」の様なものを想像してしまったのですが(笑)、実際には魚のすり身の団子という事が分かり、何だか拍子抜けした様な記憶があります。
さて、次に一番謎が多い「正体不明のしわしわのもの」に行きます(笑)。
見たところ、湯葉の様なものに何かが包まれているようですが・・。
口にすると、うん、やはり外側は湯葉の様ですね。中身は何でしょうか?恐らく肉だと思いますが、魚の香りがする気もします。。あと、ネギの様なものも入っていますね。ちょっと完全に中身を判別出来ませんでしたが、美味しかったです!
最後に魚の皮を頂きます。中国語でもその名の通り鱼皮Yu2pi2といい、魚の皮を揚げたものです。広州では結構魚の皮を料理して出されることも多く、どんなものでも美味しく食べる広東省の伝統を感じますよね。この魚の皮、臭みなど全く無く、パリッとして本当に美味しいです。
と、具沢山のラーメンをここまで夢中で食べて来ましたが、もう残りも少なくなって来ています。この辺で先程チェックした、真っ黒で期待出来るラー油を試してみます。スープに入れるといい色を出してくれますねぇ。
また、スープをよくご覧いただくと少し脂が浮いているのがお分かりでしょうか?どこかで見覚えありませんか?そうなんです。日本の天ぷらそばのつゆが天ぷらの衣で旨みと甘みを増す様に、この麺も先程紹介した4種類の具のおかげで、いい具合に脂が染み出しコクと旨みが出て来ています。食べ始めの頃はあっさりスープと思って食べていましたが、現在は旨みたっぷりのコク旨スープに変貌を遂げています。この料理を注文して正解でした!
そのコク旨になったスープにラー油を溶かして頂きます。お、やはり期待通りラー油がいい仕事をしてくれ、程よい刺激が心地よいですね。このスープが病み付きとなり、一気に完食です。
今回は、広東式魚介ラーメンとも言える「四色粉」を紹介致しました。
本文で述べた通り、通常はライスヌードルの「粉」ではなく、小麦粉の「面」を好んで食べる私ですが、今回は「粉」にして大正解でした。ライスヌードルにしたことで4種類の具とあっさりスープが織りなすコク旨スープが、あっさり食べられるライスヌードルにしっくり寄り添い、美味しいラーメンを完成させていました。
尚、「面」と「粉」の区別については、以前ラーメンレビュー(牛もつラーメン) 西関明記腸粉(広州) - 並んだり振り返ったりで触れていますので宜しければご覧下さい。
バランスの良い味わい、味の変化を楽しめ、さらに日本の天ぷらそば(しかも立ち食い)を少し思い起こさせてくれたこのライスヌードル、星4つ★★★★と致します。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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