武漢式濃厚まぜそば(ラーメンレビュー・武漢熱干面)
美味しさ :★★★
値段 :★★★☆
清潔感 :★★★★☆
サービス :★★★
総合評価 :★★★
今回は、「中国10大ラーメン」のトップ3に君臨する、热干面Re4Gan1Mian4をレビューします。今回訪問するのは広州地下鉄3号線,5号線の珠江新城駅から徒歩3分に位置する汉泰丰老武汉小馆という店です。題名にも記した通り热干面(熱干面)とは武漢式のまぜそばの事で、やや見た目は四川省の担担面にも似ているのですが、こちらは胡麻ペーストがグイッと前に出てきて主張する味わいで、非常に濃厚な味わいとなっています。
尚、「中国10大ラーメン」に関しては、知ってる?「中国10大ラーメン」その① - 並んだり振り返ったりと知ってる?「中国10大ラーメン」 その② - 並んだり振り返ったりでご紹介していますので宜しければご覧ください。
それでは早速店に向かいます!
写真は「花城広場」という名前の公園です。ご覧の通り、広州タワーが良く見える立地にある広大な公園で、休日などは散歩や観光を楽しむ人でにぎわっています。この花城広場の地下に広がっている「花城汇」というショッピング街の中に店はあります。
店に入りメニューを確認します。どうやら真ん中列一番下にある三镇热干面San1Zhen4Re4Gan1Mian4 16元がスタンダードメニューの様なので、これを注文してみます。尚、「三镇」とは長江と漢江が合流する地点にある漢口、漢陽、武昌、これら3つの地区を指す言葉で、武漢市の中心部を意味します。
武漢市はアヘン戦争をきっかけに、上海や天津などと同様に列強(イギリス、ロシア、フランス、ドイツ、日本)の租界地が置かれた都市で、漢口はこの租界地が置かれた地区です。
店内は清潔で快適、休日の午後でしたがそれ程混んでなく、ゆったりと座ることが出来ました。
隣はいかつい兄さんたちが陣取っていました。。
調味料をチェックします。辛子調味料と大根漬物がまとめて置いてあります。近くにあった小皿に取って席に持ち帰りました。
すると間もなくラーメンが到着です。以前武漢訪問した際に本場の热干面は食べた事がありますが、それ以来の热干面ですね。このラーメンは胡麻ペーストの濃厚な味わいが特徴で、トッピングとしてはインゲン豆の漬物やたくあんの様な大根の漬物が乗り、いい味出してくれます。
キーとなる胡麻ペーストはどんぶりの底の部分に溜っているので、まずは良くかき混ぜ、麺全体にまんべんなく味を行き渡らせます。
では、頂きます。ご覧の通りコシのある太麺で食べ応えがありそうです。口に入れると、まずはやはり胡麻ペーストやラー油を中心とした濃厚な味わいが広がりますね!太麺ののど越しも魅力です。やはり、武漢名物・中国で3本指に入るラーメンだけの事はあります。
ただ、歳を取ったせいか胡麻の濃厚さが少し強調されすぎている感覚があり、さっぱりとした刺激を加えるために辛子調味料を少し加えてみます。
赤い辛子調味料を加えてかき混ぜると、予想通り口当たりがさっぱりし、くどさが薄れてくれました。この方がバランス良く、美味しく頂けます。
辛子調味料のおかげで、残りはあっという間にわずかとなりました。更に爽やかさを増すために、大好きな大根漬物をトッピングします。すると、大根漬物の酸味が胡麻ペーストの主張を和らげ、さらに味が引き立ちます。この味わいのまま完食です!
今回は中国10大ラーメンのベスト3に食い込む、武漢のご当地ラーメン「熱干面」をレビューしました。知ってる?「中国10大ラーメン」 その② - 並んだり振り返ったりでも紹介しましたが、地元武漢では至る所に熱干面専門店があり、かなり多くの人がそこで朝食を取っています。また、通勤途中に熱干面をテイクアウトして、歩きながら麺をすする若い女性なども多く、結構カルチャーショックを受けた記憶があります。
ただ、それももう3年以上前の話になりますので、新型コロナウイルスの震源地となった後の現在は、この文化がどの様になっているのか、興味深いところです。今回、とても濃厚な味わいを楽しめましたが、歳のせいか不覚ながら最後の方はすこしくどいと感じてしまいました。(もっと若い人なら丁度良いのかな?)星は3つ★★★としました。
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新幹線での「ポケットシウマイ」は格別(レシピ:崎陽軒インスパイア焼売)
このブログでは、中国広州で単身赴任中のサラリーマンが、コロナ禍の影響で家族と離れ異国の地で大好きな居酒屋にも行けず会社にも行けずただ悶々と過ごす巣篭もり生活が長引く中で、「美味しいものが食べたい!」という本能に突き動かされ、突如料理に目覚めてしまった記録を、レシピとして発信して行きます。
今回は中華料理シリーズ、「焼売」のレシピを紹介します。実を言うと私は日本にいた時は崎陽軒のシウマイ(シュウマイじゃなくてシウマイなんですよね!)の大ファンで、新幹線で出張する時など、必ず6個入りのポケットシウマイを買って乗り込んでいました(笑)。現在は中国、それも食在広東の広東省に住んでいますので、いくらでも本場の焼売を食べるチャンスがあるのですが、やはり新幹線で食べたあの香り、味わいが忘れられず、自分で作ってみる事にしました。
メニュー名 :崎陽軒インスパイア焼売
調理時間 :40分(干し貝柱を戻す時間は含まず)
材料(約20個分)
豚ひき肉 200g
干し貝柱 30g
たまねぎ 1/2
砂糖 小さじ2
塩 大さじ1/2
胡椒 小さじ2
片栗粉 小さじ1
グリーンピース 20
焼売の皮 20
材料写真
干し貝柱を一晩水に浸し戻しておく
戻した干し貝柱を戻し汁ごとフライパンに入れ中火で加熱する。
戻し汁の旨味も逃がさぬよう、また焦がさぬように煎り、写真の様に水分が無くなったら火を止める。
豚ひき肉を塩と一緒にこねる。粘りが出てまとまるまで、まずはひたすらこねる。
ひき肉がまとまったら、みじん切りにした玉ねぎに片栗粉を和える。
先程調理した干し貝柱と砂糖、胡椒を加えひき肉と一緒にこねればタネが完成。
まな板などの上にタネを20等分する。
焼売の皮を上からかぶせ、タネに密着させる。
皮ごとタネを持ち上げ、隙間が無いように形を整える。
平らな容器の上で更に形を整えながら並べていく。
グリーンピースをトッピングする。この際タネの中の方まで押し込まないと蒸した後落ちたりするので要注意。
蒸し器に並べる。ちなみに中国では写真の様な蒸し器が数百円程度で手に入るのでとてもありがたいです。雰囲気も出ますし(笑)。
蓋をして10分ほど蒸したら出来上がり。美味しそうに蒸しあがっています!
熱々のうちに皿に取り、醤油と辛子を付けて頂きます。味付けは砂糖と塩だけ!胡椒でスパイスを効かせていますが、生姜すら入れないシンプルな味わいです。
口に入れると貝柱の強力な旨味が口いっぱいに広がり、「あの味」が鮮やかに蘇って来ました。コロナで家に帰れない事もあり、何だか目頭が熱くなります、この味には。
更に、駅弁の状態を再現するため、冷ましてから食べてみます。うーん、この焼売は冷めても美味しいです。いやむしろ冷めた時の方が美味しいかもしれません。懐かしい感動がよみがえり、すごい満足です!
この料理は缶ビールと一緒に頂きましょう。一気に新幹線の中の臨場感が出てきますよ(笑)。
尚、さすがに20個は一人で食べ切れませんので、残った分は蒸した状態で冷凍保存をしました。こうすればもう一度蒸すか電子レンジなどで温めれば、蒸し立ての美味しさをいつでも味わうことが可能です。是非お試し下さい!
それでは、最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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グルメレビュー(お粥) 穂銀腸粉店(広州)
総合評価: ★★★☆
今回は広東人のソウルフードであるお粥シリーズの第2回目です。中国人にとってお粥は完全に生活に密着した食べ物です。以前も触れましたがその歴史は古く、紀元前10世紀の周の時代から食べられていた記録があるとかで、実に3000年ものとても長〜い歴史を持つ料理なんですね!
今回は広州地下鉄1号線の烈士陵园駅から徒歩5分のに位置する穗银肠粉店Sui4Yin2Chang2Fen3Dian4というお店をレビューします。店名にある「肠粉」ですが、腸?何かの内蔵?と思ってしまいますが、そうではありません。肠粉とは、焼売や海老餃子と並ぶ広東式点心(飲茶)の主力選手の一つで、下の写真の様に、形がちょうど腸に似ている事から、この様な名前がついたそうです。
それでは何故「粉」という文字が付いているかわかりますか?何だか粉っぽい食べ物を想像してしまいますがそうではありません。
中国では「粉もん」に対する感覚が日本とはだいぶ異なります。「面」=小麦粉、「粉」=米粉、と言う様に完全に分けて認識しており、日本の「麺」=「面」という訳ではありません。ラーメンの麺は「面」ですし、同時にパンも「面」なのです。
これに対して「粉」は米粉で出来たもの。日本人にも馴染みのあるもので代表的なものは「ビーフン(米粉)」ですね。肠粉はこれと同じで「腸の形をした粉」という意味で捉えれば間違いないです。
「面」と「粉」に関しては過去のラーメンレビュー 西関明記腸粉(広州) - 並んだり振り返ったりでも触れていますので、よかったらご参照下さい。
地下鉄の駅を降り、「広東省人民病院」という大きな病院の横を通り過ぎると店が見えて来ました。朝食を求めて訪れる人で賑わっていますね。
店に入ってすぐ右側のレジでメニューを確認します。
以前の私であれば迷わず、下段の右から6番目にある「皮蛋瘦肉粥Pi2Dan4Shou4Rou4Zhou1」=ピータンと豚肉のお粥を注文していたところですが、今回のお目当ては前回グルメレビュー【お粥】 陳老添美食店(広州) - 並んだり振り返ったりで食べて以来すっかりファンになった、下段左から6番目の「艇仔粥Ting3Zai3Zhou1」12元を注文します。
通常、中国語で料理は材料+料理 or 調理法で構成されていることが多い(上のピータンと豚肉のお粥のように)ので、基本的に翻訳は簡単と言えるのですが、「艇仔粥」はそうではないので正確な翻訳は難しいですね。
私の感覚で日本語的に言えば「海鮮五目粥」とでも表現できる料理だと思います。
注文を済ませ、満員の店内を見渡し、何とか空いている席を見つけ座ります。
朝っぱらから(というか朝だから?)たくさんの人がここのお粥や腸粉を楽しんでいますね。この店は期待できそうです。
完全にオープンな厨房では、おばちゃん達がせっせと料理を作っています。とても手際よく、見ていて気持ちがいいです。
ここで調味料のチェックをします。左から、塩、酢、胡椒、ラー油です。
ラー油はこんな感じです。おそらく腸粉に使うためにおいてあるのでしょう。今日は出番はなさそうですが、極めてスタンダードなラー油の様ですね。
こうして料理を待っている間もひっきりなしにお客さんがやって来ます。本当に人気がある店なんだと思います。
5分ほど待ち料理が運ばれて来ました。魚に油条(揚げパン)、ピーナッツや錦糸卵など、具が満載のお粥です!朝からこれが味わえるとは、広東省に住む特権です(笑)。
食べてみると、この店の人気の秘密が分かりました。とにかく中に入っている具の種類と量が多いんですね。これは魚の切り身ですね。
錦糸卵。
チャーシューと、
豚もつですね。
更に青菜と
これはイカですね。
これは何でしょうか?食べても分かりませんでした・・・(笑)
ここからは贅沢に具だくさんで頂きます!
具だくさんのお粥と過ごす夢のような時間も残念ながら終わりに近づこうとしています(笑)。ちなみに、中国式揚げパンである「油条」がこのお粥と溶け合っていい味出してくれるんですよね。日本人からすると朝から揚げパンは少しヘヴィかな?という感覚でしたが、この様にお粥に入れて食べると美味しさ倍増して大好きです。
今回は朝食の定番と言えるお粥をレビューしました。私の場合、特に今回食べた「艇仔粥」にハマっていまして、休日などは物凄く食べたくなる時があります。日本のお粥とは異なり、魚介類や肉などで積極的に濃厚な出汁を取る思想で作られているこの広東式のお粥、私はまた近いうちに食べに来てしまうと思います。皆さんにも強くお薦めしますので是非機会があればトライしてみて下さいね。それでは、最後までお読み頂きどうもありがとうございました。
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ラーメンレビュー(牛スジ肉麺) 堅記面食館(広州)
美味しさ :★★★☆
値段 :★★★★
清潔感 :★★★
サービス :★★★
総合評価 :★★★☆
今回は広州地下鉄1号線の長寿駅から徒歩15分に位置する、坚记面食馆Jian1Ji4Mian4Shi2Guan3をレビューします。地下鉄駅から徒歩15分と、便利な場所とは言えないところにあるラーメン屋ですが、人気店と聞き訪問してみました。本来歩くのは好きな方なのですが、真夏の15分は結構しんどいですね。駅を出て炎天下の中必死の思いで歩き、何とか辿り着きました。
店頭の様子です。入口の上部に金色の文字で坚记面食店とあります。写真でも分かるくらい、割と目立つ感じで変更した後が見えますね。どうやら、変更前は「坚记面店」と書かれていたようですね。「食」という字を入れただけの変更ですが、どういう事情があったのでしょうか?
店頭にはインスタントラーメンの様な乾麺が山積みされていますね。この様なタイプの店は広州に来て初めて見ました!(まあ日本でも見た事は無いですが・・)
あとは2018年のミシュランガイドに掲載された!という様なシールも貼ってあります。調べてみると確かに2018年のミシュランガイド広州のビブグルマン20店のうちの一つに掲載されている様です。これは期待が持てますね!早速入ってみましょう。
入ると左正面に赤字のメニューが貼りだされています。伊府面というのは中太面の事、生旦面とはいつも食べているワンタン麺タイプの極細麺の事の様なので、今回は趣向を変えて伊府面を頼んでみましょう。また、この店はワンタン麺も出しますが、一番人気は牛腩面Niu2Nan3Mian4(牛スジ肉麺)の様なので、牛腩老长寿伊府面(小)15元を注文します。
厨房はオープンキッチン(?)となっており、3人のおばちゃんたちがチームワークで手際良く料理を作っています。なんだか期待出来ますね。
注文を済ませ、店内の様子を確認します。やはりミシュランビブグルマン掲載の人気店、お昼時でもあり満員ですね。何とか相席の席を見つけて滑り込みます。
調味料チェックをします。奥左側から、辛味ペースト、胡椒、酢、ラー油、醤油が置いてあります。
ラー油はこんな感じです。かなり色が濃く、粘度も高い、刺激が強そうなラー油ですね。期待できます!
胡椒はこんな感じです。この様に出される胡椒は初めて見ました。珍しいですね。
厨房のおばちゃんたちの手際が良く、満席にもかかわらず3分ほどで料理が箱ばれて来ました。この店の麺は少し変わっています。まぜそばタイプの中太の縮れ麺に、やわらかそうな牛スジ肉の塊がいくつも乗っかっています。とても美味しそうです。
麺を食べてみます。どうやら油で揚げた乾麺の様で、インスタントラーメンの様な歯ごたえの麺です。いい意味でするっと食べられ、これはこれで美味しいです!
牛スジ肉です。いずれもよく煮込まれ味わい深い牛肉でした。中国では牛肉を頼んで後悔する事が多々あるのですが、この店の牛肉はとても柔らかく、独特な匂いもなく、とても美味しい牛肉でした。
という事で、味のあるタイプの麺と柔らか牛スジ肉の組み合わせは最強、なのですが、掛かっているタレに関しては、やや甘口で美味しいのですが、もうひとひねり欲しい感触です。よって、先ほど注目していた濃厚なラー油を追加します。実際に入れてみると、色はどす黒いと言ってもいい色合いです。どの様な風味を醸し出すのか?大いに期待できます!
ラー油を混ぜ合わせ麺を頂きます。見た目通り主張の強いラー油がタレにアクセントを加え、食欲を刺激してくれます。これは入れて正解です。
麺と牛スジ肉を一緒に頂きます。さすが一押しメニューだけあって合いますねー!
肉がたっぷり入っているので最後まで麺が残る事も無く、とても満足の行くラーメンでした。ご馳走様でした!
広州の老舗ラーメン屋としては珍しく中太麺がメインのラーメン屋「堅記面食館」をレビューしました。普段食べ慣れている極細麺の「竹升面」とは異なる食感・歯ごたえが印象的でしたね。レビュー中にも記述した通り、油で揚げている乾麺なので、インスタントラーメンのあの食感そのままなのですが、「牛すじ」というこれもまた広州で古くから食べられている食材と組み合わせる事で、かなり食べ応えのある料理に仕上がっていました。この様な料理が町の麺屋さんで気軽に食べられるのは、まさに広州の魅力と言っていいと思います。今回は星3.5★★★☆とします。最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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おつまみレシピ 豚肉の生姜焼き
このブログでは、中国広州で単身赴任中のサラリーマンが、コロナ禍の影響で家族と離れ異国の地で大好きな居酒屋にも行けず会社にも行けずただ悶々と過ごす巣篭もり生活が長引く中で、「美味しいものが食べたい!」という本能に突き動かされ、突如料理に目覚めてしまった記録を、レシピとして発信して行きます。
今回は、おつまみとしてはもちろん魅力的な一品、ご飯が進むおかずとしても筆頭格である豚肉の生姜焼きのレシピをご紹介します。この方法なら一人暮らしの方でも簡単に一人分の生姜焼きを楽しむことが出来るのでおススメです。
メニュー名 :豚肉の生姜焼き
調理時間 :20分
材料(1人分)
豚ロース肉 100g
玉ねぎ 1/12(写真の様に薄切り一切れくらい)
しょうが ひとかけ
にんにく ひとかけ
醤油 大さじ1
みりん 大さじ1
水 大さじ1
砂糖 少々
片栗粉 少々
キャベツ 好きなだけ
材料写真
豚ロース肉は焼く時に肉が反らない様写真の様に脂身部分の筋切りをしておく。
キャベツは千切りに、ニンニクと生姜及び玉ねぎはすりおろす。ニンニクと玉ねぎはニンニク粉砕器を使用すると簡単にすりおろし状になります。
千切りにしたキャベツは1分ほど水にさらし、水を切る。
鍋にすりおろした生姜、ニンニク、玉ねぎと水を入れ加熱する。
沸騰したら一旦火を止め、醤油・みりん・砂糖を加え再度火を通せばタレは完成。
キャベツの千切りを更に盛っておく(千切りが粗くて恥ずかしいですが・・)
フライパンに油を敷き豚ロース肉を焼く。
片面が焼けたらひっくり返し豚肉を焼き上げる。
先程作っておいたタレをフライパンに入れ熱する。更に片栗粉一つまみを加え豚ロース肉に良く絡めたら火を止める。
お皿に盛り、タレをキャベツにもたっぷりかければ完成。それでは頂きます!
生姜の利いたタレが豚ロース肉に絡み、酒でもごはんでも止まらなくなる味わいです!
また、タレの染み込んだキャベツも良いアテになり、一皿で二度おいしいおつまみ料理が完成です。このレシピなら事前に漬け込むなどの下ごしらえなしで、本格的な生姜焼きを堪能する事が出来ますよ。一度試してみては如何でしょうか?
尚、がっつり肉を楽しめるこの料理は、やはりビールかハイボールで頂きたいですね。
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ラーメンレビュー(豚骨ラーメン) 博多屋台一幸舎(広州)
美味しさ :★★★★★
値段 :★★★☆
清潔感 :★★★★☆
サービス :★★★★★
総合評価 :★★★★☆
今回は広州での日系ラーメン店では圧倒的存在感を持つ博多一幸舎の屋台味ラーメン店を再度レビューします。
博多一幸舎に関しては以前も一度ラーメンレビュー(豚骨ラーメン) 博多一幸舎(広州正佳広場店) - 並んだり振り返ったりでレビューしていますが、実は広州において博多一幸舎はマルチブランド展開しており、前回の正佳広場店は「泡系」と言われる濃厚豚骨スープの王道バージョンでしたが、今回の「博多屋台一幸舎」は「屋台味」と銘打たれる、少しあっさりした味わいのラーメンを出す店です。宜しければ前回のレビューをご参照頂き、今回のレビューとの比較、違いを確認してみて下さい。
今回の「博多屋台一幸舎」は、広州地下鉄1号線の体育中心駅から歩いて5分の場所に位置します。体育中心とはその名の通り、体育館や陸上競技場の他、プロサッカーの強豪チーム、「広州恒大淘宝」の本拠地となっているサッカー場を擁する広州一の運動施設です。今回の店はその運動施設に隣接するビルの2階に位置します。
エスカレーターで2階に上がり、店に辿り着きます。店に入りやすいように暖簾が一部めくれていますが、そこには「屋台」の二文字が記されていました。
メニューを確認し、「屋台ラーメン」38元の硬麺、青葱有りを選択します。前回のレビューで、私は普段一幸舎オリジナルバージョンの場合には麺の硬さ=普通を選択すると記述しましたが、屋台バージョンの場合にはやはり「硬麺」の方が合う事が分かり、毎回「硬麺」を選択しています。
調味料はご覧の通り、左前方から餃子汁、胡麻、ラーメン汁、にんにく(粉砕器)、辛子高菜、紅生姜です。紅生姜に関しては、前回の正佳広場店の時は5元と有料でしたが、コロナ禍の後営業再開後しばらくしてから無料提供になり、ありがたい限りです!
店内の様子です。出張前の早めの昼食として開店直後の11:30に飛び込んだこともありお客さんは少ないですね。それにしても清潔感のある綺麗な店内です。
5分程でラーメンが到着します。下は前回レビューした「泡系」のオリジナルバージョンですが、こちらの方が粘度が低い、あっさり目のスープである事が一目瞭然ですね。
麺が伸びない様に、粉砕器にてにんにくを絞り出し、胡麻を(大量に)すり、麺に味わいを添え、頂きます!
麺は九州ラーメンとしてはやや太めのストレート細麺です。コシのある麺の歯ごたえがのど越しよく入っていきます。
スープを頂きます。一幸舎スタンダードのスープと比較し、見た目通りあっさり目のスープですが、しっかりとしたコクがあり幾らでも味わっていたくなるスープですね。また、写真でもわかる通り表面が油に覆われる形となっており、最後まで熱々のまま頂けるのも非常に素晴らしいです。一幸舎スタンダートとは一味違う味わいですが、甲乙つけがたいほど魅力的なラーメンです!
夢中で半分ほど食べ進んだ後、辛子高菜で味変を行います。この辛子高菜は、じゃんがららあめんの様に辛すぎる事も無いので結構大胆に入れる事が出来嬉しいですね。高菜の旨味がコクのあるラーメンを更に引き立ててくれます。
チャーシューを頂きます。肩ロースを使っていると思いますが、脂身の量も程よく本当に柔らかい美味しいチャーシューです。このチャーシューもこのラーメンの魅力の一つですよね。
更に紅生姜を投入します。やはり豚骨ラーメンには紅生姜、合いますねぇ。。
そう思いながら、別れを惜しみつつ一気に完食してしまいました。ご馳走様でした!
今回は広州生活の心のオアシス(笑)・博多一幸舎のレビューをお届け致しました。
本拠地の福岡でも展開されている「泡系」と「屋台味」がいずれも楽しめる街というのは恐らく世界中探してもあまり例が無いのではないでしょうか?しかもいずれも味は日本クオリティで値段もお手頃と、単身赴任の自分にとって極めてありがたい存在です。スタンダードの「泡系」とややあっさり味の「屋台系」、いずれも甲乙つけがたい存在ですが、特に飲んだ翌日などはこちらの屋台系のラーメンは非常に美味しく感じますね(笑)。店内も清潔で居心地がいいこの店は、星4.5★★★★☆でお願いします!(また行きたいです)
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ラーメンレビュー(客家式まぜそば) 客家飯(広州)
美味しさ :★★★
値段 :★★★★☆
清潔感 :★★★
サービス :★★★
総合評価 :★★★
今回は広州地下鉄3号線の石牌橋駅から徒歩3分に位置する、客家饭Ke4Jia1Fan3をレビューします。このブログを通じて出会い、このブログのサブメインテーマに昇格となった、「腌面」のレビューをします。腌面は中国の広東省や江西省、台湾などに住む「客家」と呼ばれる人々の料理で、客家の街と言われ広東省の北東部に位置する梅州市のご当地ラーメンになります。客家というと少数民族と思われがちですがそうではなく漢民族で、歴史的背景により北方から南方に移り住んだ人々です。客家については、ラーメンレビュー(客家式まぜそば) 陳記三及第 棠石路385分店(広州) - 並んだり振り返ったりで少し詳しく触れていますのでよろしければご参照下さい。
今回の店は「客家飯」と名が体を表しまくりのわかりやすい店名ですね(笑)。それでは行って見ましょう。
地下鉄の駅を降り、横断歩道を渡ると交差点内に店はありました。駅から近いです。
店頭の掲示です。「客家小食Ke4Jia1Xiao3Shi4」とは客家のファストフードという意味ですね。右上に招牌Zhao4Pai4=看板料理として腌面が記載されています。一番下には「我们的食材90%来自梅州」=当店の食材の90%は梅州直送です、と本場の味が強調されています。中に入ります。
メニューを確認します。この店はレジというものがなく、作っている店員や配膳している店員を呼び止めてオーダーする必要があります。左側真ん中あたりにある「客家腌面&枸杞叶三及第」を注文しようとしますが、お昼時で皆忙しくて捕まえるのにやや手間取りました。外国人にとってはやや上級者向きの注文スタイルですね(笑)。なお、枸杞叶Gou3Qi3Ye4はクコの葉の事で、三及第San1Ji1Di4はこれも客家の名物スープです。クコの葉に豚肉を合わせ煮込んだもので、三及第という名前は中国の官僚登用試験である科挙の上位3名を意味する言葉から来ています。三及第の名前の由来に関してはラーメンレビュー(客家式まぜそば) 嘉応面粉厰(広州) - 並んだり振り返ったりで少し詳しく触れているので、よろしければご参照ください。
何とか注文をすませ席に着きます。まずは調味料をチェック、左からニンニクペースト、辛味ペースト、酢の3種類とシンプル!しかもペットボトルと瓶そのままです。
店内の様子です。広くはありませんがシンプルな店内です。お昼時とあってほぼ満席でしたが、丁度食べ終わり出る人がいたので運良くすぐに座ることが出来ました。
席に着くと5分ほどでまず三及第が運ばれて来ました。むむっ、今回が3度目の三及第ですが、これだけアクが凄いのは初めてですね!アクがすご過ぎてクコの葉が部分的に見える以外は、スープの中身がよく見えません(笑)少し食べるのに勇気がいる外見ですね。
濁ったスープから、出て来ましたね、豚モツです。柔らかくて美味しいです。
豚の赤身肉。こま切れ肉ですね。
クコの葉です。たっぷり入っていておいしいのですが、他の店よりも少し苦味を感じる気がします。クコの葉の前処理とアクの多さが関係しているのでしょうかね??
さらに3分ほどしてようやく腌面が到着です!相変わらずこのルックスを見るとワクワクして来ます。
腌面で標準的な少し縮れた中太ストレート麺です。口にすると、うん、美味しいです。
ただ、ややインスタント麺に近い食感ですね。もう少しコシかしなやかさのどちらかでもあったらなぁ、と感じてしまいました。
やや麺の美味しさに物足りなさを感じてしまったので、早めに味変を試みます。腌面定番のニンニクペーストを投入し、刺激増しにします。はいはい、この味が欲しかったんです。ニンニクをベースに酸味と辛味と甘味を加えたソースが腌面によく合います。
最後は更なる刺激を求め、辛味ペーストを追加します。よしっ、程よい辛さに食欲が刺激され、一気に完食となりました。
冒頭にも述べましたが、このブログがきっかけで出会った広東省のご当地ラーメン、「腌面」の3回目のレビューをお届けしました。腌面は日本のラーメンに通ずる様なコシのある中太麺が特徴で、この様な麺は実は中国では余り見かけず、貴重なまぜそばタイプのご当地ラーメンです。相棒となる三及第と一緒に食べるこのラーメンは格別で、いつも唸りながら食べています(笑)。今回はもう少し麺の美味しさが出せれば更に美味しくなると期待を込め、星3つ★★★とします。
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